その自家製果実酒!もしかしたら酒税法違反かも?是非知っておきたい自家製果実酒と酒税法の関係

2015/10/16

皆さんこんにちは。
 
突然ですが、皆さんはご家庭で梅酒や果実酒を漬ける際に、アルコール度数がどれくらいのお酒をベースにしていますか?
 
実は自家製の果実酒造りの際に使用するベースのお酒のアルコール度数によっては「酒税法違反」になってしまう可能性があるのです。今回はそんな酒税法と自家製果実酒造りの関係について説明していきましょう。
 

自家製果実酒には酒税がかかる?

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日本では基本的にお酒の自家醸造は禁止されています。下記の国税庁のホームページでは自家醸造についての詳しい説明が記載されています。こちらを簡単に要約すると、
 

基本的には果実酒であっても酒類を製造したものとみなされるけど、自分が家で楽しむ目的であれば「アルコール分20度以上のもので、かつ、酒税が課税済みのもの」に、「特定の物品」を漬けない限り、家で果実酒を造っても課税対象にはしないよ
参考:【自家醸造】|お酒についてのQ&A|国税庁

 
ということになります。「特定の物品」には、米や麦などの穀物とぶどうが含まれており、一般的な梅酒や果実酒を造る上でとくにひっかかることはありません。ここでのポイントは「アルコール分20度以上のもの」という点です。

アルコールは酵母菌の力で生み出される!

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基本的にお酒に含まれるアルコールは酵母菌という微生物が糖分などをアルコール発酵させることによって造られます。酵母菌は自然界に元々存在する微生物。自然な状態でアルコール発酵が行われることはまれですが、梅酒などの場合、梅の果肉に酵母菌が付着している場合があるのです。
 
梅酒や果実酒を造る際、ベースとなるお酒が「アルコール度数20度以上」のものであれば、アルコールによる殺菌作用で酵母菌を除去することができるため、アルコールが自然発生することはありません。

アルコールを発生させてしまうと密造酒扱い?

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しかし、アルコール度数が低いと、酵母菌と梅の糖分が反応し、アルコールを生み出すことがあるのです。そうなると、アルコールを製造したということになり、酒税法に抵触し、密造酒扱いとなってしまうのです!
 
もちろん、税務署の方が一般家庭にまで酒税法違反の調査を行いにやってくることはまずないと思いますが、このソーシャルなご時世、うっかり日本酒やワイン、みりん(みりんで漬けた場合もアルコール発酵が起こり得ます)などで果実酒を造り、TwitterやFacebookなどでアップしてしまうと、法律違反していることを堂々とアピールしていることになってしまいます。
 
そうならないためにも、梅酒・果実酒を造る際はアルコール度数20度以上のお酒をベースにすることを心がけましょう!

一緒に住んでいる家族以外に自家製果実酒を飲ませる行為はNG!

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先程、自分が家で楽しむ目的であれば、家で果実酒を造っても課税対象にならないとお話しましたが、ここで注意したいのは、「自分が家で楽しむ目的であれば」という点です。
 
酒税法にはこんな一節があります。
 

消費者が、自ら消費するために作るものでなければならず、販売してはならない。
(酒税法:法43条11項)

つまり、ご自宅で造った自家製果実酒は、一緒に住んでいる家族以外に振る舞ったり販売する行為は禁止ということです。ちなみに、「自ら」とは、同居している親族を含むので、ご家族で楽しむことは問題ありません。
 

まとめ

これまでのお話をおさらいして、自家製果実酒をご自宅で造る時に覚えておきたい注意点をまとめてみましょう。
 

1.アルコール分20度以上のお酒で漬け込むべし!
2.果実の中でも「ぶどう」を漬けるのはNG!
3.一緒に住んでいる家族以外に自家醸造した梅酒や自家製果実酒飲ませる行為はNG!

 
以上の点に注意して、楽しい果実酒ライフをお過ごしください!

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